ヘアデザインは空間設計

やっと秋らしくなってまいりました。
さて秋といえば、、、 色々おもい浮かべますよね。

芸術の秋 

ヘアスタイルも芸術・アートの側面があります。
造形美はもちろん、髪に生命を吹き込み、意味付けさせるクリエイティブアート
な要素もある。
以前、私自身もヘアーコンテストに出場し作品を創作した事もあります。
その時に学んだ事を現場でも活かしています。

今回は、芸術の観点からヘアーデザインについてお話しようとおもいます。
例えば、デッサンする時やカメラを撮る際、どうやったらしっかりした絵(画)が魅せれでしょうか?構図や設計をとる時の線が必要ですよね。水平や垂直といった線を。
デッサンならどの位の尺度かアテ描きしバランスをとりますし、カメラだったら比率を設定し分割にして配置バランスで被写体を撮りますよね。そういった感じでヘアーデザインも線を引いて尺度を測る様にしています。

では、どうやって線をとるのか?

実は、セット面の鏡の外側とそれと床を観て垂直・水平か確認しているのです。
そうすることで縦横真っ直ぐ切れたり斜めの角度も取れたりします。
こうやって設計をとっていくとお客様の姿勢の良し悪しがわかったりしますね笑
右肩上がりなんだなとか首がズレているなとか感じながらバランスをとり施術しています。
足を組まれてたり雑誌に夢中なって前のめりになっている人ほど、線はズレやすいので要注意ですよ。

造形をクリエイトしていく為には、まずは空間を把握するこが大事です。
空間を制する者は、デザインを制する。
腕のいい美容師の条件だと僕はそう思う。